2021.02.13ブログ
🏯能登の名刹巡り「永光寺」
当館からのと里山海道を走って1時間🚗
ドライブ日和になった週末、柳田ICから10分程の距離にある
五老峯 洞谷山 永光寺(ようこうじ)に公開中の書画を鑑賞して来ました。
永光寺は1312年、およそ7百年前に瑩山禅師によって開創された曹洞宗の古刹(※1)
幽遠な静寂に包まれて歴史薫る「北陸第二十二番霊場」
瑩山禅師の示寂(※2)の道場である永光寺は、幾多の盛衰を繰り返しながら
今も守り語り継がれる多数の文化財を見ることができます。
特に公開中の法堂(本堂)にある幕末三舟の一人である山岡鉄舟筆の大襖絵8枚は大変有名。
↑出窟・奮威・獅子・金毛
(説法に赴くお釈迦さんや高僧を吠える獅子になぞらえた書)
↑鉄舟直筆の襖絵(清風明月)裏面は(柳緑華紅)
身長188cmの大柄な鉄舟が大きな筆で勢いよく禅の心を表した威風堂々たる書画。
本堂の虹梁の彫刻など建築様式が、悠久の歴史と幽玄な雰囲気を感じました。
↓襖の奥にある「釈迦と十大弟子」最近展示された地元出身の日本画家・岩田崇氏の作品。
禅と近代の日本画が深く共鳴し合った心を見透かすような存在感ある絵。
↑凛とした佇まいの山門は白木造りで幕末の名工・柴田新兵衛作です。
1866年に再建されました。さすが名工!四方八方どこから眺めてもお見事で
美しくとても印象に残りました。
2月は中旬に入って天気が良い日が増えてきています。
この春は、比較的「3密」になりにくい北陸三十三ヶ所霊場巡りは如何でしょうか🚗
→北陸三十三ヵ所観音霊場巡り 第二十二番 洞谷山 永光寺 (hokurikukannonreijyoukai.jp)
※1名刹・古刹(めいさつ・こさつ):由緒ある有名な寺・歴史ある古い寺
※2示寂(じじゃく):高僧が没すること