2021.02.16ブログ
邑知潟のコハクチョウ
石川県内で白鳥といえば、能登半島基部に位置する「邑知潟(おうちがた)」
邑知潟は外海と切り離されてできた潟湖(せきこ)で自然豊かな湿地帯。
かつてはトキの生息地でもありました。
白鳥をはじめとする冬鳥が飛来し3月下旬まで見頃です。
県内有数のコハクチョウの越冬地「邑知潟」
これから3月まで琵琶湖(滋賀県)や宍道湖(島根県)など南下した白鳥の群れも順次北上し、
日本海側の湖沼で羽を休めながら北極圏まで4,000kmもの旅をします。
コハクチョウは時速50km、気流に乗ると時速100kmに達します。
警戒心が強く、5~6羽の家族単位で構成されています。
首をピンと伸ばす姿勢が飛ぶ気満々スタイル。
白鳥の一日は、朝方夜明けとともに田んぼに落穂や雑草などエサを採食しに行き、
夜はねぐらに戻って中州や浅瀬でかたまって寝ます。
遠目には休耕田に白い袋が置いてあるように見えます。
目が慣れてくると凄い数!例年1,000羽ぐらい越冬するそうです。
コハクチョウ観察の際は100m以上近づかない、車から降りないとの事で、
今回のベストショットはコチラ📷↓
白鳥親子が遠くシベリアや天気の話をしながら談笑してそうなムード。
人間界は今コロナで大変ですが、
しばしそれを忘れて北帰行の白鳥の群れを観察しながら浪漫を感じました。