2022.01.24ブログ
新春ブログ特別編~比叡山へ行って来た!🚗~
世界文化遺産!祈りと修行の山「比叡山延暦寺」
輪島から滋賀県と京都府の境にそびえる比叡山(標高848m)までは🚗
のと里山海道を走って→北陸自動車道・敦賀IC→国道161号→湖西道路→坂本北ICまで
🚘片道5時間半、距離にして320キロほど。
“世の中に山てふ山は多かれど
山とは比叡の御山をぞいふ”ー慈鎮和尚(じちんかしょう)
冬の比叡山延暦寺へのアクセスは、車窓から美しい景色を眺めれる“坂本ケーブル”がおすすめ!
ケーブル坂本駅とケーブル延暦寺駅を11分で結びます。
坂本ケーブルは日本一長いケーブルカー🚋
(車窓ビュー↓琵琶湖と琵琶湖大橋)
ケーブル延暦寺駅から徒歩8分。いよいよ比叡山延暦寺に到着。
比叡山は788年(延歴7年)に伝教大師最澄によって開かれた
仏教修練の山岳道場で一千百数十年の歴史を持つ天台宗の総本山です。
約2,400ヘクタール(二千四百余町歩)にわたる山中の境内は、
“東塔(とうとう)・西塔(さいとう)・横川(よかわ)”の大きく三塔の地域に分けられ、
これらを総称して比叡山延暦寺と言います。
東塔地域は延暦寺の中心で総本堂の根本中堂(こんぽんちゅうどう)をはじめ重要な堂塔が集まります。
国宝の根本中堂は現在、大改修中で参拝しながら普段目にすることの出来ない
改修作業を根本中堂の屋根の高さにまで登って間近に見ることが出来ます。
およそ50億円規模の大改修で期間は約10年との事です。
また根本中堂には最澄の教えを象徴する「不滅の法灯」が創建以来1,200年🔥
絶えることなく燃え続けています。
壮大な佇まいの東塔地域に対して西塔地域には、親鸞修行の地や釈迦堂などがあります。
東塔地域から西塔地域までは雪道25分ほどの参道を歩きます。
美しい杉木立に囲まれた閑静なお堂巡り。綿帽子を被った木立のすき間から、
小鳥のさえずりが聞こえる静寂の世界。
比叡山で修行した親鸞・日蓮・道元など、のちに名僧と言われた高僧が宗派の開祖、
宗祖となったので比叡山は「日本仏教の母体をなす山」と呼ばれるようになりました。
見渡す山林の一木一草(いちぼくいっそう)に伝教大師の精神がしみ渡り
人々の心のふるさとになっています。
比叡山の山上、山下には現在も百余りの寺院が継承されています。
史跡探訪、比叡山へGO~!
コロナ禍による未曾有の国難が続く昨今、雪の舞う天空の地を巡って心身ともに
浄化されたような体感をしました。比叡山の永い歴史と豊かな自然に宿る霊気が
数々の史実を今に伝えているのだなぁ~と感慨にふけりました。